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長く住める新築にしたい!耐久性の高い基礎について解説します!
2019-01-29
「耐久性の高い新築にしたい。」
このようにお思いの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、新築の寿命に大きく関わってくる基礎の耐久性について解説いたします。
□住宅の寿命について
日本の住宅の寿命は約30年と言われており、世界の住宅に比べると非常に短いです。
これには、日本の住宅の性能が低いことや住宅よりも土地が売買されること、高度成長期に耐震性や耐久性が低い住宅が量産されたこと、などが理由として挙げられます。
また、日本の住宅の基礎には主に鉄筋コンクリートが使用されています。
しかし、鉄筋は錆びてしまうためその基礎の寿命は30~60年程度と言われています。
しかし、定期的にメンテナンスを行えば20~50年程度寿命は変わってくるので、長く住むにはメンテナンスが重要です。
□耐久性の高い基礎のポイント
*密度
基礎を鉄筋コンクリートにする場合、コンクリートの密度によって寿命は変動します。
コンクリートはセメントと水を混ぜており、セメントの割合が多いほど強度は大きいです。
コンクリートの密度は基本的に30年程度の寿命で設計されています。
つまり、寿命を長くしようと思えば長くできるということです。
*厚み
鉄筋コンクリートの場合、鉄筋とコンクリートの間の厚みが厚いほど耐久性は上がります。
コンクリートはアルカリ性で中性化してしまいます。
その際に、鉄筋も中性化の影響を受けてしまうことで錆びてしまい、寿命が短くなってしまいます。
そのため、厚みも基礎の寿命を延ばすための1つのポイントです。
*施工
コンクリートは施工する際にどうしても空気が入ってしまいます。
この空気量が多いと空洞ができてしまい、コンクリートの強度が低くなってしまいます。
そのため、空気量を抑えられるような正しい施工が重要です。
*養生
コンクリートに含まれるセメントと水が反応することを水和反応と言います。
この水和反応が起こることでコンクリートが固まります。
コンクリートは時間が経つにつれ強度は大きくなりますが、乾燥させすぎたり、温度が低くなりすぎたりすると強度は落ちます。
そのため、水分を調節する養生という作業が重要です。
養生をきちんと行えているかどうかで寿命は変動します。
*コーディング
基礎の表面をコーディングすることでコンクリートの中性化を防ぎ、劣化を抑制します。
□最後に
基礎の寿命については工法や素材だけでなく、メンテナンスも重要な要素です。
住宅に長く住みたいとお考えの方は、定期的なメンテナンスを行いましょう。
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